羽村[語句情報] » 羽村

「羽村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

羽村の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
又少々暑くなりましたね。 八月二十二日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 神奈川県国府津前羽村字前川中條内より(封書)〕 八月二十二日、晴、第二十五信、九十二度、きのう....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
った私の顔はどう見えて? 八月八日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 神奈川県国府津町前羽村字前川より(芦ノ湖及び元箱根風景(※)、宮ノ下全景(※)、湯本温泉全景(※)....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
れからお米も。タクアンも。 十一月三日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 神奈川県国府津前羽村前川より(封書)〕 十一月三日 今度は何しろ同勢が同勢なので、おっかさん....
自伝」より 著者:黒島伝治
明治三十一年十二月十二日、香川県小豆郡苗羽村に生れた。父を兼吉、母をキクという。今なお健在している。家は、半農半漁で生活....
魔都」より 著者:久生十蘭
水し、日比谷門下の地下を通り数寄屋門附近で濠に達する。 玉川上水の方は西多摩野羽村から多摩川の水を分岐し、四谷大木戸から市中に入り、虎の門、田村町を経て日比谷....
香魚と水質」より 著者:佐藤垢石
古生層の露出を見せて、それが小河内、日原、御岳にまでも押し広がっている。だから、羽村の堰から下流は地質が悪いにも拘わらず良質の水垢を発生する水成岩の転石が、河原....
食道楽」より 著者:村井弦斎
川でも場所によって味が違います。一口に玉川の鮎が不味《まず》いといいますけれども羽村《はむら》の堰《せき》から上《かみ》になると鼻曲り鮎と申して味もなかなか好く....
野槌の百」より 著者:吉川英治
ながら、そこへ帰って来た。 この辺の土地を、いわゆる縄張りと称して渡世している羽村の留に、青梅の勘三という男だった。 「――おうっ、親分」 博労たちは振向い....