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「翅鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

翅鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
も亀が先にいるのでついに飛び死《じに》に死んでしまいました。 シャムの話には金翅鳥《こんじちょう》竜を堪能《たんのう》するほど多く食おうとすれどそんなに多く竜....
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
。 受けた時には切っていた。 他流で謂う所の「燕返し」一刀流で云う時は、「金翅鳥《こんじちょう》王剣座」――そいつで切って棄てたのであった。 金翅鳥片羽九....
十二支考」より 著者:南方熊楠
を発し仏僧を供養せば、その苦を免れ身を変じて蛇※《へびとかげ》と為るも、蝦蟇と金翅鳥《こんじちょう》に遭わず、※※《げんだ》魚鼈《ぎょべつ》を食い、洗浴《ゆあみ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
《まほらか》てふ一部の下等神ありて天、竜、夜叉、乾闥婆《けんだつば》、阿修羅、金翅鳥《がるら》、緊那羅《きんなら》の最後に列《なら》んで八部を成す。いずれも働き....
十二支考」より 著者:南方熊楠
世阿毘曇論《りゅうせあびどんろん》』二に、この世界に人の住む四大洲のほか、更に金翅鳥洲《こんじちょうしゅう》、牛洲、羊洲、椰子洲、宝洲、神洲、猴洲、象洲、女洲あ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
獣小さしといえども撮《と》り食らう事|塵土《じんど》のごとし、大竜身無量にして金翅鳥《こんじちょう》に搏《う》たる、人身長大にして、肥白端正に好しといえども、七....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
受けた時には切っていた。 他流でいうところの「燕返し」、一刀流で云う時は、「金翅鳥王剣座」――そいつで切って棄てたのであった。 金翅鳥片羽九万八千里、海上に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
首なき子の骸を抱いて泣き出し、諸神|倣《なろ》うてまた泣く時、ヴィシュヌ大神|金翅鳥《こんじちょう》に乗りてブシュパブハドラ河へ飛びゆき、睡り象の頭を切り、持ち....
法然行伝」より 著者:中里介山
たものはないということだから、わしは大蛇になろう。但し蛇になっても大海に棲むと金翅鳥《こんじちょう》という奴に捕えられる怖れがあるから池に棲むことにしよう」とい....