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翌朝
「翌朝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
翌朝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:芥川竜之介
》を供《そな》えるような恭《うやうや》しい手つきで、鼻を抑えながら、こう呟いた。
翌朝、内供がいつものように早く眼をさまして見ると、寺内の銀杏《いちょう》や橡《と....
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
や》の柱にくくりつけて、雑色《ぞうしき》たちに見張りを御云いつけなさいましたが、
翌朝は※々《そうそう》あの老爺《おやじ》を、朝曇りの御庭先へ御召しになって、
「....
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
んな幻燈を見たからじゃないか?」
八
寄席《よせ》へ行った
翌朝《よくあさ》だった。お蓮《れん》は房楊枝《ふさようじ》を啣《くわ》えながら、....
「子供の病気」より 著者:芥川竜之介
れども」自分は子供の泣きやんだ後《のち》、もとのようにぐっすり寝入ってしまった。
翌朝《よくあさ》目をさました時にも、夢のことははっきり覚えていた。淡窓《たんそう....
「お時儀」より 著者:芥川竜之介
脚は――とにかく自然とお嬢さんのことを考え勝ちだったのは事実かも知れない。………
翌朝《よくあさ》の八時五分|前《まえ》である。保吉は人のこみ合ったプラットフォオ....
「三右衛門の罪」より 著者:芥川竜之介
》に及びければ、上様《うえさま》には御満悦《ごまんえつ》に思召《おぼしめ》され、
翌朝|卯《う》の刻《こく》御供揃《おともぞろ》い相済み、市川村へ御成《おな》りあ....
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
めい》の髪を劬《いたわ》るように撫《な》でてやった。
二十三
部落の戦いは
翌朝《よくちょう》まで続いた。が、寡《か》はついに衆の敵ではなかった。素戔嗚《す....
「百合」より 著者:芥川竜之介
来る事。……
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翌朝《よくあさ》二人は約束通り、一しょに百合《ゆり》のある麦畑へ来た。百合は赤い....
「或る女」より 著者:有島武郎
に、がたぴしと戸を締める音にも目ざめずに安らけく寝入っていた。
四八
その
翌朝手術台にのぼろうとした葉子は昨夜の葉子とは別人のようだった。激しい呼鈴《よび....
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
蕩《いんとう》な色を湛《たた》えていた。
仁右衛門がこの農場に這入《はい》った
翌朝早く、与十の妻は袷《あわせ》一枚にぼろぼろの袖無《そでな》しを着て、井戸――....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
てゆき、そこへ届くのが夜の初めである。夜の間は太陽はこの管の中をたどっていって、
翌朝になると再びその軌道の上に運行を始めるのである。マルドゥクは太陽の運行によっ....
「醜い家鴨の子」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
疲れきってしまい、どうする事も出来ずにぐったりと水の中で凍えてきました。 が、
翌朝早く、一人の百姓がそこを通りかかって、この事を見つけたのでした。彼は穿いてい....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
宵こそ大事なれとその胴巻を締めたまま臥しながらもなお幾度か目さむる度に探りたり。
翌朝騒がしくまた慌ただしく催されて馬車に乗る。乗ればなかなか馬車は出ず。やがて九....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
て来たのである。ファラデーはもう衣を着かえて寝ようとしておったが、開いて見ると、
翌朝面会したいというのであった。 早速翌くる朝|訪ねて行って面会すると、デビー....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
おち、ガンパウダーと、黒馬と、幽霊騎士とは旋風のように通りすぎていった。 その
翌朝、老馬が見つかったときには、鞍はなくなり、くつわは足の下に吊るさがり、馬はま....