翠蓋[語句情報] »
翠蓋
「翠蓋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
翠蓋の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
塔あり。士官はつと入りて見回し、横手になお新しき墓標の前に立てり。松は墓標の上に
翠蓋をかざして、黄ばみ紅らめる桜の落ち葉点々としてこれをめぐり、近ごろ立てしと覚....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
大きな岩の上に腰を下して、後れた人達を待ち合した、一むらの虎杖が背後からてんでに
翠蓋を翳して、涼しい蔭を作って呉れる。 茲から四、五町の間は川沿いの細かい砂地....