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「翫賞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

翫賞の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青磁のモンタージュ」より 著者:寺田寅彦
に言えば陶器の肌の感触には生きた肉の感じに似たものがある。ある意味において陶器の翫賞はエロチシズムの一変形であるのかもしれない。 青磁の徳利にすすきと桔梗でも....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
きで、書いてもらった扇子や色紙を、宗祇の方でいかに処分したかというに、無論自分の翫賞のためのみではなく、人に頼まれた分もあろうし、また中にはそれでもって宗祇が自....
科学上の骨董趣味と温故知新」より 著者:寺田寅彦
骨董趣味とは主として古美術品の翫賞に関して現われる一種の不純な趣味であって、純粋な芸術的の趣味とは自ずから区別....
偶言」より 著者:津田左右吉
か軽快とかいう方面に偏しているように思われたのには種々の理由がある。芸術が公衆的翫賞に供せられずして私人的であるために小規模のものとなり、従って調子の低い、また....