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「翻刻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

翻刻の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
読んだ時代であったが、その頃にはもちろん廉価版などというものは無い。第一に古書の翻刻が甚だ少ない。 したがって、古書を読もうとするには江戸時代の原本を尋ねなけ....
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
酒場の看板にまで用いられるほどであった。フィツジェラルドの翻訳はいろいろの体裁で翻刻され、各国語に訳された。さらにまたフィツジェラルドのこの奔放な韻文訳以外にも....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
)に出版したのに始まったのである。この書は翌慶応元年に東京大学の祖校なる開成所で翻刻出版せられたが、これまで鎖国独棲しておった我国民は、始めて各国の交通にも条規....
蠹魚」より 著者:宮本百合子
アイ藍が真先に出る! そして誰もこれに驚かない。 ○翻刻智環啓蒙の面白さは、そのように機械化した文字が、まだ貴重な一つの解読と云う技....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ちにわるい英露があります、お送りしましょうか。十年ばかり前、ナウカであちらのから翻刻した英露があって、それはよかったのですが、買いそこねました、残念ですね。心が....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
を取得し、該作品を、いかなる形式においても、自己の利益のために、出版し、発行し、翻刻し、印刷し、翻訳し、貸与し、販売し、音楽会、奏楽珈琲店、舞踏会、劇場、などに....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ろん》を空吹く風と聞き流し、率先《そっせん》して西洋事情の紹介や、医書、究理書の翻刻に力を入れ、長崎や横浜に仕入れの出店を持って手びろく舶載物《はくさいもの》を....
書について」より 著者:高村光太郎
深淵のように怖ろしく、又実にゆたかに意匠の妙を尽している。しかし其は筆跡の忠実な翻刻というよりも、筆と刀との合作と見るべきものがなかなか多く、当時の石工の技能は....
和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
二九九)が豊公の時代に伝えられ、後にこの本によってかどうかはしばらくおき、日本で翻刻も作られ、また所載の算法たる天元術も了解され応用され得ることになる。沢口のこ....
文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
支那の算法が日本で広く学修されたことともなるのである。『統宗』の書物も後に日本で翻刻された。 けれども、なお一層重大な関係のあったのは『算学啓蒙』である。この....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
鳥居清信《とりいきよのぶ》出でてより後《のち》なりき。本年演劇珍書刊行会において翻刻せし鳥居清信が『四場居百人一首《しばいひゃくにんいっしゅ》』(全一冊)は元禄....
魯迅さん」より 著者:内山完造
うちから、四百六十何枚を選んで北平箋譜というのを拵えた。それのつぎに十竹斎箋譜の翻刻をやり出し、第二集を印刷中に死んだのです。 魯迅は中国の長い歴史の中の、す....