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老け
「老け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
老けの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「親ごころ」より 著者:秋田滋
こで車大工とその女房は、忘れようとしても忘れられない、その悲しみのうちにめッきり
老けてしまった。 とうとう家もひと手に渡してしまい、夫婦は、自分たちの手で息子....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
を取らないというところが不思議じゃ。』と良人は打笑い、『それにしてもそなたは些と
老けたように思うが……。』 『あなたとお別れしてから、いろいろ苦労をしましたので....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
む、だが何しろ打棄っちゃあ置かれめえ。」 「もし、確に不可ますまいね。」 ちと
老けた声で、 「されば宜しくござりません、昔から申すことで、何しろ湯屋で鐘の音を....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
」 「…………」 黙ってつくづく見たばかり、当てものして遊ぼうには、ちと年紀が
老けていた。 「当てて御覧。愛吉、」 と唐突にこっちを呼んだ。この時まで、お夏....
「化銀杏」より 著者:泉鏡花
形乱れて、墨をなすりたるごとくなるに、額には幾条の深く刻める皺あれば、実際よりは
老けて見ゆべき、年紀は五十の前後ならむ、その顔に眼鏡を懸け、黒の高帽子を被りたる....
「露肆」より 著者:泉鏡花
坐ったのが、件の婦で。 年紀は六七……三十にまず近い。姿も顔も窶れたから、ちと
老けて見えるのであろうも知れぬ。綿らしいが、銘仙縞の羽織を、なよなよとある肩に細....
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
がかりの下り口に、昨夜帳場に居た坊主頭の番頭と、女中|頭か、それとも女房かと思う
老けた婦と、もう一人の女中とが、といった形に顔を並べて、一団になってこなたを見た....
「蛇性の執念」より 著者:大倉燁子
して、大きな眼がますます大きく、ふっくりしていた頬の肉もすっかり落ちて、何となく
老けました。美しい人の疲れたのはまた風情のあるものですが、ダリヤのように濃艶だっ....
「和製椿姫」より 著者:大倉燁子
るだろうと思っていました」と云った。 青年は美しい男ではあったが年よりはずっと
老けて見えた。しかし、東山春光が想像しているような凄い男でも、悪漢でもなかった。....
「ガルスワーシーの家」より 著者:岡本かの子
上に無理に戯画的のものをつけ加えたちぐはぐの部分が景子達にも判った。 ――すこし
老けて描いてはございませんか」 ガルスワーシーは額を自分の手に引取り見直したの....
「鮨」より 著者:岡本かの子
の紳士で、濃い眉がしらから顔へかけて、憂愁の蔭を帯びている。時によっては、もっと
老けて見え、場合によっては情熱的な壮年者にも見えるときもあった。けれども鋭い理智....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
も、永年の飲酒生活の結果は、耄けて偏屈にさえなっていた。女盛りの妻の鏡子は、態と
老けた髪かたちや身なりをして、老夫のお守りをしなければならなかった。(母の幾分|....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
を折って、さながらかれを礼拝するようにひざまずいた。怪しく窶れた人相は彼の年齢を
老けさせているが、おそらく四十を多く越えていないのであろう。一方の陰った眇目に引....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
非常な仲よしであった友達で、わずか五年ほど逢わないうちに五十年も年をとったように
老けて見えました。その髪はもう白くなって、歩くのさえも大儀そうでした。あまりの変....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
年の廿一で、年よりも若くみえる質の人でしたが、一年あまり逢わないうちにめっきりと
老けたようで、眼の美しい下膨れの顔が少し痩せたようにも見えました。なにしろ久し振....