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「老儒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

老儒の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
のは、文字ばかりではありません。我々の息吹《いぶ》きは潮風《しおかぜ》のように、老儒《ろうじゅ》の道さえも和《やわら》げました。この国の土人に尋ねて御覧なさい。....
るしへる」より 著者:芥川竜之介
い》を捨てて仏門に帰依《きえ》する事になった。書中に云っている所から推すと、彼は老儒の学にも造詣《ぞうけい》のある、一かどの才子だったらしい。 破提宇子《はで....
文字禍」より 著者:中島敦
ういう意味とを有《も》つことが出来るのか、どうしても解《わか》らなくなって来る。老儒《ろうじゅ》ナブ・アヘ・エリバは、生れて初めてこの不思議な事実を発見して、驚....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
であったので、これに対して如何なる訳語を用うべきであるかと思案の余り、氏は当時の老儒大槻磐渓先生を訪ねてその適当なる訳語を問うた。 磐渓先生は対《こた》えて言....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
ざいます」こういった時には矢柄源兵衛は、すでに幾足か踏み出していた。群衆を排して老儒者を追って、橋詰めのほうへ走って行く。 見送った「本郷の殿様」は、ヒョイと....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
せきがく》が政壇に上りて人に笑われたるの例もあり。また、我が封建の諸藩において、老儒先生を重役に登用して何等の用もなさず、かえって藩土のために不都合を起して、そ....