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老鋪
「老鋪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
老鋪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ひょっとこ」より 著者:芥川竜之介
田あたりの岩緑青《いわろくしょう》を買占めにかかったのが、当ったので、それまでは
老鋪《しにせ》と云うだけで、お得意の数も指を折るほどしか無かったのだと云う。
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「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
いて、夜は明かなのであった。 さて、店を並べた、山茱萸、山葡萄のごときは、この
老鋪には余り資本が掛らな過ぎて、恐らくお銭になるまいと考えたらしい。で、精一杯に....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
て、これはそのおじさん、辻町糸七――の従姉で、一昨年世を去ったお京の娘で、土地に
老鋪の塗師屋なにがしの妻女である。 撫でつけの水々しく利いた、おとなしい、静な....