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「老雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

老雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
めいよう》、眼|八咫《やた》の鏡のごとくにして※然、赤酸醤に似たりとありて、全く老雄猴の形容だ。宣長これを註して「さて※の形のこの神に似たるを以て思うに、鼻の長....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ない地方があるので、その訳を解かんとて作られた譚と見える。アラビヤの昔話に、賢い老雄鶏が食を求めて思わず識《し》らず遠く野外に出で、帰途に迷うて、為《な》す所を....
七宝の柱」より 著者:泉鏡花
一切経、一代|清衡の金銀泥一行まぜ書の一切経、並に判官贔屓の第一人者、三代|秀衡老雄の奉納した、黄紙宋板の一切経が、みな黒燿の珠玉の如く漆の架に満ちている。――....
次郎物語」より 著者:下村湖人
。そして、どうかすると、ひょろひょろと相手の股の下をくぐって、その打撃を避けた。老雄の自信はついにくだけた。 彼は、黒ずんだ鶏冠に鮮血をにじませ、嘴を大きくあ....
三国志」より 著者:吉川英治
た。 張飛は、そこに野営して、翌日も早天から攻めにかかった。すると矢倉の上に、老雄厳顔が初めて姿をあらわして、 「先頃、使いの口上で、満城を血にせんといったの....