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「考定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

考定の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
のように、火山灰などで被覆されたりしていないから、地層も比較的分明で、地質年代の考定に必要な、化石の発見なども、比較的容易に出来はしまいかと思われる、ただ今日ま....
十二支考」より 著者:南方熊楠
でインドにも産すれば(バルフォールの『印度事彙』二)いよいよ仏典の飛狸はコルゴと考定さる。さて『僧伽羅刹《そうぎゃらせつ》所集経』一と二に有翅飛鬼、また羅刹有翅....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
andshurica Maxim. すなわちすなわちマンシュウグルミの一変種だと考定したい。果たしてそうだとすれば、その学名を Juglans mandshur....
カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
う草があって、わが邦の学者は早くもこれをカキツバタであると信じた。そしてこの古い考定が今日まで続いて残り、俳人、歌人の間にはそれが頭にこびり付いて容易にその非を....
甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
上は、予が半日間の観察と、杉本、中村二氏の談話とに基づき、前後の事情より推測して考定したるものなれば、いまだ十分の事実を探知したるものというべからず。かつ、故意....
妖怪学」より 著者:井上円了
あれば、しばらくその一種を別置するなり。第二種は、他人ありてわが心身の事情変化を考定審判するものにして、神を降ろす術、狐をつける法、人相、家相、九星、方位、干支....
迷信解」より 著者:井上円了
、窓、竃、井戸、便所、土蔵、馬屋等に至るまで不道理の理屈をつけて、人家の幸不幸を考定するがごときは、決して信ずべき限りではない。その説くところ、衛生の規則にたが....
山の人生」より 著者:柳田国男
処に、異俗人|三十許口ありとあって、地名辞書にはこれも今日の寺前・長谷二村の辺に考定しています。すなわち汽車が姫路に近づこうとして渡るところの、今日市川と称する....