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耒
「耒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
耒の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「島原の乱」より 著者:菊池寛
の信徒達もこれを見ては起たざるを得なかったのであろう。座に在った四十五人は等しく
耒耜を採って、兵右衛門を打ち殺して仕舞った。ここに於て佐志木作右衛門は、千束島の....
「田端の汽車そのほか」より 著者:宮本百合子
....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
重んずる所以《ゆゑん》なり。農事の軽からざる例は礼記《らいき》に、正月、天子自ら
耒耜《らいし》を載せ給ひて諸侯を従へ、籍田《せきでん》に至つて、帝|耕《たがや》....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
き旨《むね》を答えしものから、七年の苦学を無にして田夫野人《でんぷやじん》と共に
耒鋤《らいじょ》を執《と》り、貴重の光陰《こういん》を徒費《とひ》せんこと、如何....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
らに広い武蔵野《むさしの》の趣を残したものであろう。しかしその平野は凡《すべ》て
耒耜《らいし》が加えられている。立派に耕作された畠地《はたち》である。従って田園....
「三国志」より 著者:吉川英治
安秩序も定まり、官職の椅子も今は欠員がない。――ただここから東北地方の田舎だが、
耒陽県の県令の職がひとつ空いておる。もしそこでもと望むならば、赴任して見らるるが....