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耜
「耜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
耜の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「島原の乱」より 著者:菊池寛
信徒達もこれを見ては起たざるを得なかったのであろう。座に在った四十五人は等しく耒
耜を採って、兵右衛門を打ち殺して仕舞った。ここに於て佐志木作右衛門は、千束島の山....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
であるから、弓箭槍刀《きゅうせんそうとう》を取って戦うことは知っているけれども、
耜鋤算盤《ししょそろばん》を取って自活することは出来難い者である。故に彼らはいわ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
んずる所以《ゆゑん》なり。農事の軽からざる例は礼記《らいき》に、正月、天子自ら耒
耜《らいし》を載せ給ひて諸侯を従へ、籍田《せきでん》に至つて、帝|耕《たがや》し....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
に広い武蔵野《むさしの》の趣を残したものであろう。しかしその平野は凡《すべ》て耒
耜《らいし》が加えられている。立派に耕作された畠地《はたち》である。従って田園の....