» 耳を揃え

「耳を揃え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

耳を揃えの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「かんかん虫」より 著者:有島武郎
にべらべらしたものでも着せて見たいが親の人情だ。誠カチヤを女房にしたけりゃ、金の耳を揃えて買いに来う。それが出来ざあ腕っこきでグリゴリー・ペトニコフから取り返し....
「政談十二社」より 著者:泉鏡花
帰命頂来! お米が盗んだとしますれば、私はその五百円が紛失したといいまする日に、耳を揃えて頂かされたのでございます。 どんな顔をされまいものでもないと、口惜さ....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
の才覚は難かしいが二分金なら三万両を御用立て申しましょうと答えて、即座に二分金の耳を揃えて三万両を出したそうだ。御一新の御東幸の時にも、三井の献金は三万両だった....
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
げます、少しお待ち下さい」 と直ぐに立って蔵へまいり、三千円の外に千四百七十円耳を揃えて持ってまいり、 丈「へい、どうかお受取り下さい」 と出しましたから、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ゅう》の一毛《いちもう》。のう御同役、遠いところへ隠してあるならば、なにも古金の耳を揃えなくても、今時《いまどき》通用する吹替物《ふきかえもの》でも苦しゅうはご....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
兵馬が実は内心、大いに驚きました。最初から不相応な重味とは見ていたのだが、小判で耳を揃えて三百両の包み、これは断じてこの女の稼ぎためた代物《しろもの》ではない。....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
》に堕ちるのだった。 今日は六月末日、年の半期である。伊兵衛め、例によって元利耳を揃えろの、せめて利息だけは入れろの、さもなければ証文の書換えじゃのと、さんざ....
「早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
る平珊瑚の細工物を万引《ちょろま》かしたから、今この場で、品物を返すか、それとも耳を揃えて代金を払ってくれればよし、さもなければ、出るところへ出て話を付けて貰お....