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耳聞
「耳聞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
耳聞の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
述し、読む者をして或は喜び或は怒り或は哀み或は楽ましむるの結構は実に当時の状況を
耳聞目撃するが如き感ありて、圓朝子が高座に上り、扨て引続きまして今晩お聞きに入れ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
二月、『太陽』二七ノ二) 3 『甲子夜話』続一七にいわく、ある老人
耳聞えず、常に子孫に小言をいう。ある日客ありし時に子供を顧みて物語るは、今時の者....
「源氏物語」より 著者:紫式部
来て、 「なぜ人を懊悩させるように琴など鳴らしていらっしゃるのですか。(遊仙窟。
耳聞猶気絶、眼見若為憐)」 こう言うのに驚いたはずであるが、少し上げた御簾をお....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
芭蕉無
耳聞雷開 葵花無眼随日転 そめ色の山もなき世におのづから 柳はみど....
「新疆所感」より 著者:日野強
三百日、その間親しく天山山脈に沿う高原を視察し、タリム河に瀕する平野を踏査して、
耳聞目睹したる結果は、五十八万方マイルの大宝庫、古来蛮雲のとざす所となりて、空し....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
の始末につき世間に伝うるところ徃々誤謬多きを憂い、先生が旧幕府の時代より身躬から
耳聞目撃して筆記に存するものを、年月の前後に従い順次に編集せられたる実事談なり。....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
って買うべしといえども、ここにまた無形の一物あり、この物たるや、目見るべからず、
耳聞くべからず、売買すべからず、貸借すべからず、あまねく国人の間に位してその作用....