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耳遠い
「耳遠い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
耳遠いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
、「ヒ、フ、フル」と活用する語であると書いてあります。しかしそう読むと、今は余り
耳遠いからして「ヒル」と訓《よ》んで置くといっているのであります。そうすると、宣....
「黴」より 著者:徳田秋声
て、日に干させなどしていた。そして母親が、その世話をすることになっていた。 片
耳遠いK―は、立ったまま首を傾げて二人の顔を見比べていた。 十二 K....
「「三人姉妹」のマーシャ」より 著者:宮本百合子
論マーシャの心持全部をそれだけで象徴しているあの、緑なす樫の詩句が、何処か我々に
耳遠い「……ありき」と云う調子で第一に暗誦された為、マーシャが変にいやみに、思わ....
「蛋白石」より 著者:宮本百合子
「一刻も早くはあ孫の顔が見たいばっかりで、」 と涙をこぼして居た。 千世子は
耳遠い年寄にわかる様に一言一言力を入れて自分の暮しの様子なんか話して、 「何より....