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聖心
「聖心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聖心の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
ちない、鼻筋の通ったお爺さん。 眼鏡はありませんか。緑青色の鳶だと言う、それは
聖心女子院とか称うる女学校の屋根に立った避雷針の矢の根である。 もっとも鳥居|....
「一九二五年より一九二七年一月まで」より 著者:宮本百合子
る人を見ると、私おやめなさいって云うの」 小田切益之助の娘 二十三、
聖心女学院出、 頭のよい、派手ずき。 お茶のテーブルに花をまき、クリームを銀....
「花子」より 著者:森鴎外
Biron というのは、もと或る富豪の作った、贅沢な建物であるが、ついこの間まで
聖心派の尼寺になっていた。Faubourg Saint-|Germain の娘子....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
いった。 「このひとではありません」 五 竜太郎は、モンマルトルの丘の
聖心院《サクレ・クウル》の庭に立って、眼の下の巴里の市街を眺め渡していた。 「巴....