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「聖慮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

聖慮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
ある。しかも彼は天皇の御信任の厚きに乗じて、至尊の聡明を暗まし奉り、たといそれが聖慮に出でたとは云え、自身法王の位を授かりて傲然朝に臨み、皇族を残害し、国用を濫....
三国志」より 著者:吉川英治
――不肖、旗下の精兵二十万、みな臣の志を体している忠良でありますから、なにとぞ、聖慮を安んぜられ、期して万代泰平の昭日をお待ちくださいますように」 彼の退出は....
三国志」より 著者:吉川英治
、決して、陛下の御不徳にも非ず、自然にその時期に際会されておられるのです。ふかく聖慮をそこに用いられて、あえて迷いをとったり、求めて、禍いを招いたり遊ばさぬよう....
三国志」より 著者:吉川英治
失ってきたものの如く、 「とうてい、現状のままでは、守りにたえません。ひとえに、聖慮を仰ぐ」 と、暗に魏帝の出馬なり、司馬懿の援助を求めてきた。けれど仲達は、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、その“夢ものがたり”の話を切った。 始終、人々は聞き入っていた。あらかたは、聖慮を酌んでいたのである。――が、畏んで、 「お夢は、まさに吉夢と申すものでござ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
てはさもあろう。さればこそ、撃たではおけまい」 「しかるに、尊氏には同調しても、聖慮を畏まざる武士の方が、全土にはいかに多いか知れませぬ。……かつは左中将どのの....