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「聖教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

聖教の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
ストの涙、これは仏国革命の際、実検して南京玉と判《わか》った。またローマに、日本聖教将来の開山ハビエロの片腕、ロヨラ尊者の尻、ブロア附近にキリストの父が木を伐る....
十二支考」より 著者:南方熊楠
した。免職前に講演第一条を終った続きの第二条を復職後述ぶる発端に、時節は変ったが聖教はいつも変らぬと口を切ったそうだ。ところがこの牧師も瞠若《どうじゃく》と尻餅....
再武装するのはなにか」より 著者:宮本百合子
熱をあげて、プロテスタント機関紙『チャーチマン』に警告されている。また、アメリカ聖教会機関紙『ウイットネス』は、MRAの労資協調論を批評して「美くしい宗教言辞の....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ということを見落としてはならぬ。学者が学問に泥《なず》み、「学の蔽」(山鹿素行『聖教要録』)を覚らず、学が「知の戦」(西周『知論』)であることを忘れるという欠陥....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
った。進んだ思想も官学風になされていた。急湍《きゅうたん》のごときバッハも、この聖教徒らの中に迎えられると賢明になっていた。彼の音楽は、このスコラ派の頭脳にはい....
サレーダイン公爵の罪業」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
耳を貸しそうな男ではない。ナポレオン型の顔立ちと茶色の目とは、かの頑固一点張りの聖教徒よりも上手の頑固さをまざまざと物語っている。彼は地球の夜明け時代既に首斬役....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
背き参らせて候ひしかば、今遅れ参らせて候が、あながちにくやしく覚えて候へば、一代聖教を検べて、母の孝養を仕らんと存じ候。(刑部左衛門尉女房御返事)」 一体日蓮....
徳育如何」より 著者:福沢諭吉
人の教にして、周公孔子のもって貴きゆえんなれども、我が輩は右の事実を記して、この聖教の行われたるところを発見すること能わざるものなり。 然りといえども、以上枚....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
に訴うること多き風ならば、論者また歎息していわん。「ありがたきかな耶蘇《やそ》の聖教、気の毒なるかなパガン外教の人民、日本の人はあたかも盗賊と雑居するがごとし、....
法然行伝」より 著者:中里介山
のようにして法然は智恵第一の誉《ほま》れが一代に聞えた。実際当時日本に渡っていた聖教伝記《しょうぎょうでんき》の類を目に当てないものは一つもなかったといってよろ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
からストオリーはなにもない。女院と法皇の関係も、侍者とのあいだも、仏者的|口吻の聖教そのまま、つまり原作者の該博な仏典の演繹と、長恨歌や左伝春秋などに影響された....
旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
しまっているのが多い。また文永元年八月十四日日蓮在判の「聖人御系図御書」(「本化聖教日蓮聖人御遺文」所収)というものには、「自、河内守通行末葉遠江貫名五郎重実と....