聖明[語句情報] »
聖明
「聖明〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聖明の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
るか。啻に政府ばかりでない、議会をはじめ誰も彼も皆大逆の名に恐れをして一人として
聖明のために弊事を除かんとする者もない。出家僧侶、宗教家などには、一人位は逆徒の....
「連城」より 著者:田中貢太郎
るを写すに似たり 幅中の花鳥自ら天成 当年錦を織るは長技に非ず 倖に廻文を把りて
聖明を感ず としてあった。連城はその詩を見て喜んで、父に向ってほめた。孝廉は喬....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、扶余族と称せられている。日本の仏教は欽明天皇の時、今から千四百年ほど前に百済の
聖明王から伝えられたと云われているのである。 ともかく扶余族の発祥地はハッキリ....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
ずしも悪念にあらず、かの実の父母が実の子供を養うがごとき趣向にて、第一番に国君を
聖明なるものと定め、賢良方正の士を挙げてこれを輔《たす》け、一片の私心なく半点の....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
た。前途ははるかに遠い、請う自愛せよ、ただただ君が極地の山頂にのぼるように望む。
聖明の天子はいまも健在である、一日も早く国旗をかの地にたてて凱旋を奉上されよ。)....
「三国志」より 著者:吉川英治
一人、大音をあげて、 「待てっ逆臣っ。汝董卓、そも誰から大権をうけて、天を欺き、
聖明の天子を、強いてひそかに廃せんとするか。――如かず! 汝と共に刺しちがえて死....