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聖火
「聖火〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聖火の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
うな空に消えて行く頃《ころ》、炎々《えんえん》と燃えあがった塔上《とうじょう》の
聖火に、おなじく塔上の
聖火に立った七人の喇叭手《らっぱしゅ》が、厳《おごそ》かに....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
―七天と四元素。 31 礼堂――イスラム教徒の礼拝の場所。 〃 火殿――拝火教の
聖火奉安所。 32 筆のはこび――宿命。 39 尊い宝――宝石とそして尊い人の骨....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
をヴィーナスと異ならしむる色合いである。彼女の真っ白な長い細い指は、金の留め金で
聖火の灰をかきまわすという貞節を守る巫女《みこ》のそれのようだった。後《あと》で....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
は何ぞや、ということが分ると、精神病は相当抑えることができる。ノリトやカシワデや
聖火リレーや天皇服やインターナショナルの合唱は、美ではないことが分るからである。....
「日記」より 著者:宮本百合子
傲り驕った望みと云わば云え 今こそ繩縛の身であっても わたくしは 一燈の
聖火を 芸術の祭壇に捧げずには わが命を終るまい所存なのだ 憂鬱に心を閉さ....
「どら猫観察記」より 著者:柳田国男
フォラムを始めとして市に接した大小の廃址は、悉く彼等の領分であって、倒れ横たわる
聖火神殿の石柱の上にも、新たに掘り出された旧王の塚穴の中にも、いつ往っても人を見....