聞出す[語句情報] »
聞出す
「聞出す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聞出すの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
うかが》えば、心附かぬ様子、まずよかッたと安心し、何喰わぬ顔をしてまた両人の話を
聞出すと、また眼の皮がたるみ、引入れられるような、快《よ》い心地になッて、睡《ね....
「上海された男」より 著者:牧逸馬
入れ、解氷を待ってアラスカのユウコン河をクロンダイクまで上る筈だということなどを
聞出すのを忘れなかった。それまでが今度の遠洋航路の第一期で、それからは傭船《チャ....
「ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
ヒトさ!――九月第一日曜の国際青年デーに、僕たちの級じゃ、とても素敵な、特輯壁新
聞出すんだヨ。『鋤』じゃ何仕度してる?」 「鋤」でも、国際青年デーの大衆的デモに....
「早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
なにしろ金二十五両という亀安自慢の売出物だったとのこと。 伊助の口からこれだけ
聞出すと、早耳三次、そそくさと瓦屋の家を出た。 明けにも間がある。何かしきりに....