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「聞得〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

聞得の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
無惨」より 著者:黒岩涙香
利せて彼れが探り得たる所を探り得んと茲に来りし者なる可し去れど谷間田は小使いより聞得し事ありて再び大鞆に胸中の秘密を語らじと思える者なれば一寸と大鞆の顔を見向き....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
はない、既に今朝の雪の朝茶の子に、肝まで抜かれて、ぐったりとしているんだ。聞けば聞得で、なお有難い。その様子じゃ――調ったとして婚礼の時は、薙刀の先払い、新夫人....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
では、明治の前までは国王の下に、王族の女子あるいは寡婦が斎女王同様の為事をして、聞得大君(ちふいぢん)と言うた。尚家の中途で、皇后の下に位どられることになったが....
霊感」より 著者:豊島与志雄
ります。 静かに読経が始まりました。 無上甚深微妙法 百千萬劫難遭遇 我今見聞得受持 願解如来第一義 それから声が高くなって、「開経偈」を誦し終ると、他....
食道楽」より 著者:村井弦斎
でも早速この新式の火鉢を造らせよう」 第六十二 手数 台所の経済法は主人より聞得たり。然《しか》れども小山はなおいまだ不満足の点なきにあらず「中川君、お登和....