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聞済み
「聞済み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
聞済みの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
の旦那が、貴君方《あなたがた》に対して飛んだ不調法をしたと申す事だが、何分にもお
聞済みがないので、私《わし》は馴染の事でもあるに由《よ》って、重吉手前は顔売る商....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ださいまし、是迄の御真実は私が存じて居りますから」 宗「むゝう、是程に云ってもお
聞済みはありませんか」 竹「どうして貴方大事を抱えている身の上で其様な事が出来ま....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
さて残暑お熱い事でございます、又|昨日は上りまして御無理を願ったところ、早速にお
聞済み下され有がとう存じます」 飯「昨日はお草々を申しました、如何にもお急ぎなさ....
「貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
こなた道理には外れたようじゃ、無理でのうもなかりそうに思われる、そのしかえし。お
聞済みになろうか。むずかしいの。」 「御鎮守の姫様、おきき済みになりませぬと、目....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
って下さらんければならん、それだけは山三郎手を突いて頼む、何卒聞済んで下さい、お
聞済みかえ、え、お
聞済みかえ」 蘭「はい/\有難う存じます、まア何ういう御縁か存....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
結びまして何から何までお世話にあずかりましたが、此の後この文治の頼むことを屹度お
聞済み下さるか」 亥「さりとは又改まった御口上、へえ旦那のいう事なら何でも聞き....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
すが、藤野屋杢左衞門折入って、此の通り手を突いて願いたい事があるのだが、何うぞお
聞済みを願いたい」 とこれから縁談の事を申入れるというお話でございますが、一息....
「枯尾花」より 著者:関根黙庵
死刑になる囚人には、折々ある事だ願ってみろと言れ、右の趣を石出帯刀まで申し出で、
聞済みになりて草鞋を下げ渡されたが、その翌日亭主は斬罪に行なわれ、女房は重追放で....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
御無心に参ったのだが、何うか浪人の身の上を憐れ不便と思召してお恵みを願いたい、お
聞済み下さい」 小「ハヽヽヽ左様でございますか、併し何う致しまして、人さまへお恵....