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職員録
「職員録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
職員録の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
は渋江保である。保は広島の師範学校の教員になっているというのであった。わたくしは
職員録を検した。しかし渋江保の名は見えない。それから広島高等師範学校長|幣原坦さ....
「金狼」より 著者:久生十蘭
ほうへすり寄って行って、肩に手をかけると)ねえ、葵嬢、那須ってあの新聞記者がね、
職員録を繰って見たが、京大阪はおろか、北海道庁の警察部にも、久我千秋なんて特高刑....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
での露国探険者たる一代の奇矯児寿安老人であった。局長といい課長といい属官というは
職員録の紙の上の空名であって、堂々たる公衙はあたかも自大相下らざる書生放談の下宿....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
多かったに相違ない。しかしわざわざそんな古い時代にまで遡るまでもなく、明治初年の
職員録を見れば、月給十何円の判任官までがことごとく由緒ある姓氏を名乗り、それが奏....