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「肆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

肆の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文放古」より 著者:芥川竜之介
ならぬ。『六の宮の姫君』は短篇集『春服《しゅんぷく》』に収められている。発行|書《しょし》は東京|春陽堂《しゅんようどう》である)作者はその短篇の中に意気地《....
十円札」より 著者:芥川竜之介
るのは偶然ではない。第一に彼は十円札を保存することに成功した。第二にある出版|書《しょし》は今しがた受取った手紙の中に一冊五十銭の彼の著書の五百部の印税を封入....
河童」より 著者:芥川竜之介
な》うところとなるべし。予の同棲《どうせい》せる女友だちは如何? 答 彼女は書《しょし》ラック君の夫人となれり。 問 彼女はいまだ不幸にもラックの義眼なる....
忠義」より 著者:芥川竜之介
彼に云わせると、逆上は「体の病」ではない。全く「心の病」である――彼はそこで、放《ほうし》を諫《いさ》めたり、奢侈《しゃし》を諫めたりするのと同じように、敢然....
妖婆」より 著者:芥川竜之介
すから。 この当事者と云う男は、平常私の所へ出入をする、日本橋辺のある出版|書《しょし》の若主人で、ふだんは用談さえすませてしまうと、※々《そうそう》帰って....
婦系図」より 著者:泉鏡花
月の十二日は本郷の薬師様の縁日で、電車が通るようになっても相かわらず賑かな。書文求堂をもうちっと富坂寄の大道へ出した露店の、いかがわしい道具に交ぜて、ばらば....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
講師も身を全うすることが出来なかった。 乞食の茶 都の石氏という家では茶を開いて、幼い娘に店番をさせていた。 ある時、その店へ気ちがいのような乞食が....
灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
片零楮も猶お頗る愛惜しなければならない。眇たる丸善の損害は何程でもなかろうが、其頭の書籍は世間の虚栄を増長せしむる錦繍|綾羅と違って、皆有用なる知識の糧、霊魂....
駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
式の精神修養でも何でも出来そうだが、電車は人間を怯懦にし、煩瑣にし、野卑にし、放にする。我々は電車に乗る度毎に礼譲の治外法権を目撃して人間の美性が電車に傷られ....
亡び行く江戸趣味」より 著者:淡島寒月
江戸趣味や向島沿革について話せとの御申込であるが、元来が不羈放な、しかも皆さんにお聞かせしようと日常研究し用意しているものでないから、どんな....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
でいた『八犬伝』というは即ちこの外曾祖父から伝えられたものだ。出版の都度々々|書から届けさしたという事で、伝来からいうと発行即時の初版であるが現品を見ると三、....
幼き頃の想い出」より 著者:上村松園
すまでもありませんが、それは恰度「新編水滸伝」の※絵全部の返却を強要して、又々書を板挾みの苦しみに陥れました。が、書の死物狂いの奔走で、辛うじて両方のつむじ....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
質』は初め清朝四号|刷の半紙十二、三枚ほどの小冊として神田明神下の晩青堂という書から隔週一冊ずつ続刊されたので、第一冊の発行は明治十八年八月二十四日であった。....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
て異なり、その最も富めるものは十五人の妻を有すという。 政教子、一夕散歩の際書に至り、モルモン宗の書を求む。書、『バイブル』を出だしてこれを示す。政教子曰....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
書はなおしばらくの間、私の代弁者となっていてくれるであろう。 最後に私は、古書の店頭から殆ど姿を消してしまった本書を再び人寰の裡へ呼びかえしてくれられた知友....