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肇
「肇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
肇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宣言一つ」より 著者:有島武郎
わるべくして現われ出たこの事実をもみ消すことはもうできないだろう。
かつて河上
肇《かわかみはじめ》氏とはじめて対面した時(これから述べる話柄は個人的なものだか....
「懶惰の歌留多」より 著者:太宰治
と、爽快《そうかい》である。平天下、治国、斉家、修身。いい気持だ。 私は、河上
肇博士の人柄を好きである。 は、母よ、子のために怒れ。 「いいえ、私には信じら....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
、これに似た話が中国にもあります。今からちょうど千五百年以前のことです。中国に僧
肇という若い仏教学者がありました。彼は有名な羅什三蔵の門下で、三千の門下生のうち....
「令狐生冥夢録」より 著者:田中貢太郎
、初めて天地の形を分つや、高下三歳、鬼神の数を列せず。中古より降って始めて多端を
肇む。幣帛を焚いて以て神に通じ、経文を誦して以て仏に諂う。是に於て名山大沢|咸く....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
までなりましたが、当夜の事情が判明して無事に済みました」 土偶 鄭安恭が
肇慶の太守となっていた時のことである。 夜番の卒が夜なかに城中を見まわると、城....
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
七種粥」の追記として、以上のことを書いておかねば気が済まないのである。 (「河上
肇著作集」第9巻、昭和39年、筑摩書房刊。歴史的仮名遣い。)....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
Kritik der politischen Oekonomie(宮川実訳・河上
肇訳)。
〔 Engels, F. : Anti-Du:hring〕(長谷部文雄....
「『演劇』あとがき」より 著者:岸田国士
これは世界演劇史の造詣を必要とするので明治大学演劇科主任教授で演劇美学者の山田
肇君よりほかに適任者はないと信じ、多忙な時間をさいてもらった。 一、芝居が出来....
「すっぽん」より 著者:佐藤垢石
、腹の甲は一帯に黄色を呈しているのを絶品としている。これは駅館川ばかりでなく元田
肇翁の生まれた国東半島の方にも産するが数はあまり多くない。 北九州から、中国方....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
二 『八犬伝』および失明後終結 『八犬伝』は文化十一年、馬琴四十八歳の春|
肇輯五冊を発行し、連年あるいは隔年に一輯五冊または六、七冊ずつ発梓し、天保十二年....
「丸の内」より 著者:高浜虚子
れらの人々は何れもまだ二十歳ばかりの娘盛りであった。 それから森律子は同郷の森
肇氏の令嬢というので、二、三度逢った。それに鈴木徳子には私の友人が知り合いであっ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
神国の天皇陛下、皇后陛下並びに皇太子殿下の万歳万々歳を祝願したのは、大日本帝国|
肇まってこのかたほとんど三千年を経ましたけれども今始めてかと思いますと何となく有....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
醍醐味かね。」と私は驚いた。 実はこういうことがあったのである。 私がまだ伝
肇寺の間借りをしていた時代だからかなり古い話である。海岸のKという人の貸別荘によ....
「啓蒙の現代的意味と役割とについて」より 著者:戸坂潤
に這い廻ることは許されない事情があるからだ。(私は現代の啓蒙家の代表者として河上
肇博士の如きを挙げることが出来ると思う。) 啓蒙家は教育家でないと云った。社会....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
となりつつある事は世人の常識となった。 昭和十六年一月十四日閣議決定の発表に「
肇国の精神に反し、皇国の主権を晦冥ならしむる虞あるが如き国家連合理論等は之を許さ....