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肇国
「肇国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
肇国の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
本主義的な性質を多分に有っているのである。例えば宗教教育にしても、教育勅語による
肇国観念の養成を別とすると、名目上も実質上も信教の自由を強調しているし、読本の内....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ビリンスだと、この発展は往々にして復古主義にもなるわけであり、支那大陸への発展は
肇国の初めに還ることだということにもなるわけだ。――処が之に反して、車輪自身は糸....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
は決議に入って、一、「吾等は協心戮力国民道徳の為めに邁進し愈々国民精神を発揚して
肇国の宏謨を国民教育の上に光輝あらしめむことを期す」、それから、二、「吾等は至誠....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
であったのとちがって、この乱世にむかっても自己の処し方とつよい理念をもっていた。
肇国論 皇室論 万民論 にわたって、その思想を系譜的に著述した彼の「神皇正....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
となりつつある事は世人の常識となった。 昭和十六年一月十四日閣議決定の発表に「
肇国の精神に反し、皇国の主権を晦冥ならしむる虞あるが如き国家連合理論等は之を許さ....