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「肉桂色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

肉桂色の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古き小画」より 著者:宮本百合子
ない風で、低く、 「別に見るほどのものでもありませんよ」 と云いながら、落付いた肉桂色の上衣の襞の間に、飾りを隠そうとした。が、頸飾りは、彼女の指先をもれ、スー....
七階の住人」より 著者:宮本百合子
て来た。それにつれ、不機嫌もどうやら解《ほぐ》れ始めた。考えて見れば、太った体に肉桂色の絹服をつけ、鼻眼鏡をかけたミス・ハウドン。その傍に、皇后旗でも捧げるよう....
道標」より 著者:宮本百合子
をしているところへ、外から、この室の責任者である中年の男のひとが戻って来た。淡い肉桂色のネクタイをして、手入れのよい鳶色の髪や白い額の上に、いまその下をとおって....
火のついた踵」より 著者:宮本百合子
、暗緑色の壁紙で覆うた洋室。 正面は、浅く広いヌック。大きい三つの窓に、極く薄い肉桂色の窓帷が、黒い鮮やかな飾紐で片よせられ、簡素な形のマホガニーの円卓子、布張....
透き徹る秋」より 著者:宮本百合子
まだ紫陽花《あじさい》の花が開かず、鮮やかな萌黄の丸い芽生であった頃、青桐も浅い肉桂色のにこげに包まれた幼葉を瑞々しい枝の先から、ちょぽり、ちょぽりと見せていた....
白銀の失踪」より 著者:ドイルアーサー・コナン
着二〇〇ポンド。新コース(一哩八分の五) 一、ヒース・ニウトン氏 黒人(赤色帽、肉桂色短衣) 二、ワードロ大佐 拳闘家(淡紅色帽、青|及黒|短衣) 三、バックウ....