» 肌に粟を生じ

「肌に粟を生じ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

肌に粟を生じの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
寒山拾得」より 著者:森鴎外
寂寞を破ってざわざわと鳴ると、閭は髪の毛の根を締めつけられるように感じて、全身の肌に粟を生じた。 閭は忙しげにあき家を出た。そしてあとからついて来る道翹に言っ....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
く※開いて眠っている。常に美しいとばかり思っていた面貌の異様に変じたのに驚いて、肌に粟を生じたが、忽また魘夢に脅されているのではないかと疑って、急に身を起した。....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
一家平均の子供数五人とされていたのを思い起して、この記事をみる人々は、おのずから肌に粟を生じはしないだろうか。子供だけでさえ五人平均とするならば、その両親、年よ....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
たならば? 小次郎の死骸であったならば?」 ふとこの一事に思いが到って、鈴江は肌に粟を生じた。 持っていた小次郎の片袖と美作の印籠とを夢中のように懐中へ押し....
猫と村正」より 著者:小酒井不木
折じっと立ちどまっては、私たちを凝視するのでしたが、その凝視に逢うと、私も後妻も肌に粟を生じないではいられませんでした。とうとう後妻はあの猫には先妻の死霊がつい....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ものだろうか。自分の漕ぐ櫓に、舟が進んで行くにつれ、佐助は、ひとりでに先刻から、肌に粟を生じ、気は昂まり、胸は動悸してならないのである。 自分が試合するのでは....
三国志」より 著者:吉川英治
突然巽の門をやぶり、一殺に、宛城を葬らんとする支度です」 張繍は聞いて、慄然、肌に粟を生じた。 「それがしにお任せください」 賈※は、直ちに、それに備える手....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
まいか。 その他にも、随所随時に、武蔵の言行や逸話などを検討してゆくと、かなり肌に粟を生じさせるようなふしもあるし、もし現代のわれわれの中にいるんだとしたら、....