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肘掛窓
「肘掛窓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
肘掛窓の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二、三羽――十二、三羽」より 著者:泉鏡花
は噪ぎ、影は踊る。 すてきに物干が賑だから、密と寄って、隅の本箱の横、二階裏の
肘掛窓から、まぶしい目をぱちくりと遣って覗くと、柱からも、横木からも、頭の上の小....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
ペンキ塗りの門の扉が左右に開いて、そこから見える玄関の向って左の一間四方ばかりの
肘掛窓からは、百燭ぐらいの蒼白い電燈が、煌々と輝き出している。 ……おや……と....
「雁」より 著者:森鴎外
させた。それから夕方になると、女中が台所でことこと音をさせているのを聞きながら、
肘掛窓の外の高野槙の植えてある所に打水をして、煙草を喫みながら、上野の山で鴉が騒....