肝胆相照らす[語句情報] » 肝胆相照らす

「肝胆相照らす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

肝胆相照らすの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
御互に第一義が活動するからだろう」 「まずそんなものに違《ちがい》ない」 「君に肝胆相照らす場合があるかい」 甲野さんは黙然《もくねん》として、船の底を見詰め....
科学者と芸術家」より 著者:寺田寅彦
でも、世間の反感を買うた例は少なくあるまい。このような科学者と芸術家とが相会うて肝胆相照らすべき機会があったら、二人はおそらく会心の握手をかわすに躊躇しないであ....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
でやってから真の朋友《ほうゆう》になるのもあるが、一見して交《まじわり》を結んで肝胆相照らすのもある。政宗と秀吉とは何様《どう》だったろう。双方共に立派な男だ、....
丹下左膳」より 著者:林不忘
しない前のことですな。 そのとき、大岡様は泰軒にスッカリほれちまって、二人は、肝胆相照らす心の友となったのです。それからの交際だ。 山田の大虎事件では、泰軒....
黒田如水」より 著者:吉川英治
厄介な家人だ。それだけに謂わば筑前の無二の股肱。いや官兵衛、御辺とならば、きっと肝胆相照らすものがあろうぞ。刎頸を誓ったがよい」 秀吉のことばが終ると、その半....