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股旅
「股旅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
股旅の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
三保の松原に宏大な別荘を構えている……アレだ。お次は大連の貿易商で満鉄の大株主|
股旅由高。それから最後の大物が、現民友会の幹事長、兼、弗箱と呼ばれている釜松秀五....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
ばかりでは、いつまでたっても日本らしい映画はできるはずがないのである。 剣劇の
股旅ものや、幕末ものでも、全部がまだ在来の歌舞伎芝居の因習の繩にしばられたままで....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
時期だ。
二 大衆の再考察
映画は大衆的な芸術だと云われる。或いは又
股旅物やチャンバラは大衆文学だと云われる。処でここに云う大衆なるものの意味をつき....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
)は内容も接吻という題も作者までもいけないというので、改題改作を命じられたし、「
股旅千一夜」(日活)は社会風刺で大カット、「彼の場合」(日活)は貞操観念を無視す....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
とめすることはできませんのねえ。あなたのような行末の有望なお方を、わたしのような
股旅者《またたびもの》が引留めようのなんのと、そんなだいそれた心はありません。で....
「大衆の知恵」より 著者:中井正一
果していない自分の顔をいかに表現してくれるかと、その口もとを見まもっている。 「
股旅もの」が流行し、「剣もの」が「ピストルもの」にかわっていても、彼らが求めてい....
「わが文学修業」より 著者:織田作之助
ら劇に志したのには無論違いないだろうけれど、しかし、中学校の三年生の時の作文に、
股旅物の戯曲を書いて叱られたところを見ると、もともと好きだったのだろう。そういえ....
「志士と経済」より 著者:服部之総
が、志士活動の基底にどんな社会経済が横たわっているのかはっきりしないものが多い。
股旅《またたび》物、三尺物の主人公が何で食っているかはいかにもはっきりしているが....