» 股立を取

「股立を取〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

股立を取の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
から、頬被をした、おかしな首をぬっと出して、ずかずかと入った男があるんです。袴の股立を取っている。やあ、盗賊――と近常さんが、さがんなさると、台所から、お媼さん....
三崎町の原」より 著者:岡本綺堂
は午前二時頃に起きて、ゆうべの残りの冷飯を食って、腰弁当をたずさえて、小倉の袴の股立を取って、朴歯の下駄をはいて、本郷までゆく途中、どうしてもかの三崎町の原を通....
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
ちて居る、スーと飛出すと見物人は「ワアー関取しっかりしろ」という。安田一角は袴の股立を取って、 安「サア来い」 と長いのを振上げている、此の中へ素裸《すはだ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
の駅長時代と同じような御番頭の駕籠に近く挨拶に行った。彼は父と同じように軽く袴の股立を取り、駕籠のわきにひざまずいて、声をかけた。 「当宿本陣の半蔵でございます....
名君忠之」より 著者:夢野久作
上りながら、障子を引き明けた。そこには鬢も前髪もバラバラに乱した与一昌純が、袴の股立を取って突立っていた。塙代家の家宝、銀|拵え、金剛兵衛盛高、一尺四寸の小刀を....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の脆さに心外の色を現わし、老臣の制止を斥けて、 「予自ら相手を致す」 と、袴の股立を取って立ち上がった。 武蔵は、 「兵法の合点は、自ら試みられることこそ第....