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「肥州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

肥州の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恩を返す話」より 著者:菊池寛
る夕日が真紅の色に燃え立って、人心に不安な期待を、植えつけた。 九月に入ると、肥州《ひしゅう》温泉《うんぜん》ヶ|嶽《だけ》が、数日にわたって鳴動した。頂上の....
冥土行進曲」より 著者:夢野久作
う大湾に、火焔|鋩子の返りが切先長く垂れて水気が滴るよう……中心に「建武五年。於肥州平戸作之。盛広」と銘打った家伝の宝刀である。近いうちにこの切先が、私の手の内....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
のものに御無礼をして、まっ先に、愛知郡中村の里を訪れました。そこは豊太閤及び加藤肥州の生れた故郷とかねて承っておりまするところから、幼少時代よりのあこがれが拙者....