肩癖[語句情報] »
肩癖
「肩癖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
肩癖の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
、また立とうとする。 「じゃもう五銭、五百、たった五銭。」 片手を開いて、肱で
肩癖の手つきになり、ばらばらと主税の目前へ揉み立てる。 憤然として衝と立った。....
「斬られたさに」より 著者:夢野久作
……」 平馬は考え込んだまま背中を流さしたが、どうしても考えが纏まらなかった。
肩癖を打つ若衆の手許が、妙に下腹にこたえた。 女中に案内されて奥へ来てみると、....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
せましたよ。 私も帰った。 間もなく、何、さしたる事でもなかったろう。すぐに
肩癖は解れた、と見えて、若い人は、隣の桟敷際へ戻って来て、廊下へ支膝、以前のごと....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
になったのでございます。それで毎日毎夜勉強を重ねたものですから、大分に肩が凝り、
肩癖風を引いてどうにも仕方がないものですから、自分自ら血を取り、それからラサ府の....