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「肩衣袴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

肩衣袴の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
一攫みに攫んで投げ入れると一拝して帰って仕舞った。信長の弟勘十郎信行の折目正しい肩衣袴で慇懃に礼拝したのとひき比べて人々は、なる程信長公は聞きしに勝る大馬鹿者だ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
てあった名号の小札を一掴《ひとつか》み無造作《むぞうさ》に取っておしいただくと、肩衣袴《かたぎぬばかま》を附けた世話人が、 「さあさあ、皆さんや、これから上人様....
梟雄」より 著者:坂口安吾
がいかめしくてガンクビの物々しい年寄ばかり七百何十人も取りそろえ、これに折目高の肩衣袴という古風な装束をさせて、正徳寺の廊下にズラリとならべ、信長の到着を迎えさ....