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肩輿
「肩輿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
肩輿の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「金鳳釵記」より 著者:田中貢太郎
が入ってうっすらと暮れかけた時、彼は小斎の前の壁にもたれて立っていた。 二挺の
肩輿が表門を入ってきた。興哥はあの後か前かに興娘の妹の慶娘がいるだろうと思って、....
「梅雨晴」より 著者:永井荷風
成った。二人は意気揚々として九段坂を下り車を北廓に飛した。 腕車《わんしゃ》と
肩輿《けんよ》と物は既に異っているが、昔も今も、放蕩の子のなすところに変りはない....