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肺門
「肺門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
肺門の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底都市」より 著者:海野十三
たちに講義をした。口を大きくあけさせて、虫くいだらけのらんぐい歯を見せさせたり、
肺門《はいもん》のあたりにうようようごめている結核菌《けっかくきん》を拡大して見....
「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」より 著者:海野十三
がかねて確めて置いた夫の特徴を悉く備えていたからである。たとえば内臓にしても、左
肺門に病竈のあることや、胃が五センチも下に垂れ下っていることなどを確めた。(夫の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
せわしない町の、ごみごみした一隅へ急に移ってはどうかと思って居りました。あの子は
肺門淋巴腺をやりましたから。 ひさの弟も中学をうけて、一・二番だったが落ちたそ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
空洞は出ているのですって、もう。それだのに、あの兄先生ったら、それを私に見せて、
肺門のところのかげをさしたのよ、それは血管のかげですって。別のところに空洞があり....
「わが妻の記」より 著者:伊丹万作
思う。 健康その他 結婚以来、これという病気はしないが、娘時代
肺門淋巴腺を冒されたことがあるので少し過労にわたると、よく「背中が熱くなる」こと....