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「胆石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

胆石の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
笑う唖女」より 著者:夢野久作
、万創膏《ばんそうこう》を持ちながら薬局を出て来た。 「ヘッヘッヘ。わしは元来|胆石《たんせき》でなあ。飲み過ぎると胸が痛み出す。痛み出すと自分でこの注射をやっ....
怪星ガン」より 著者:海野十三
、そうなんです」 事務長は、するどい目でちらりと帆村の顔をぬすんで答えた。 「胆石病なんですね」 「胆石病――ああ、そうです、胆石病です。あの病気、なかなか苦....
血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
のだ。例えば患者が激しい腹痛を訴えた時、外科医は直ぐ盲腸炎だと考え、内科医は直ぐ胆石病だと考える、というような事がいわれている。そこで、私はこの記号を、直ぐ血液....
遠藤(岩野)清子」より 著者:長谷川時雨
中に女の子が生れたので、夫の郷里京都へ、もろもろの問題を解決に旅立ったが、持病の胆石が悪化して、京都帝大病院で亡《なくな》った。 暮の押迫った時分だった。『青....
食道楽」より 著者:村井弦斎
。それから肝臓の側の胆嚢が肥大しているのも沢山ありますし、甚《はなはだ》しいのは胆石病を起しているのもあります。将来家庭の養鶏が盛《さかん》になって肉用鶏まで家....