背にする[語句情報] » 背にする

「背にする〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

背にするの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
との木小屋には、一層の寂しさが残った。朝晩もまさに寒かった。木小屋の位置は裏山を背にする方が北に当たったから、水の底にでも見るような薄日しか深い竹藪をもれて来な....
四谷怪談」より 著者:田中貢太郎
た。そして、その一方では近藤六郎兵衛の女房がお岩を介錯して出て来たが、明るい方を背にするようにして坐らしたうえに、顔も斜に向けさしてあった。伊右衛門は又市の詞に....
澪標」より 著者:外村繁
を中止したりはしない。しかし周囲に注意は怠らない。また、お手玉をつきながら、壁を背にする位置に後退するものもいる。 男の生徒達もせっかちに追い廻したりはしない....
三国志」より 著者:吉川英治
ていたが、徐晃が、 「河を渡って陣を取らん」というのに、王平は反対して、 「水を背にするは不利だ」と、互いに、意見を異にしていた。 けれど徐晃は、 「韓信にも....