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背負い籠
「背負い籠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
背負い籠の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
いた。一人の金髪の少女が壁の縁に腰掛け、翼をそなえた小さな天使のように目荒な軽い
背負い籠《かご》を肩にして、裸の足をぶらつかせ意味のない唄《うた》を歌いながら、....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
の手紙にあるように、土蔵破りの犯人が残して行った品であるとすれば、それは古ぼけた
背負い籠ですよ。それはどこのウチにもありふれた品物で、犯人の遺留品だということは....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
張ることにした。まだ葡萄祭りまでには十日もあって、その間は男も女も葡萄畑で大きな
背負い籠をしょって、夕月の出るまでせっせと働いているから、ここで小屋を掛けても商....
「京の四季」より 著者:和辻哲郎
からの風流であるが、この落葉で風呂を沸かしたらどんなものであろうと思って、大きい
背負い籠に何杯も何杯も運んで行って燃したことがある。長州風呂でかまどは大きかった....