背鰭[語句情報] » 背鰭

「背鰭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

背鰭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水垢を凝視す」より 著者:佐藤垢石
り仕度をはじめて川が静かになると鮎はあたりの様子を窺いながら、汀の石に近づいて、背鰭が水面に出でんばかりのところで水垢をむさぼり食う。これを『夕暮の食出し』とい....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
長い髭を具え、体の色は青黒くその両面に各二条の黄色縦線が頭から尾まで通っており、背鰭と胸鰭とに尖き刺があって、もしさされるとひどく疼むから人に嫌われるが、それで....
若鮎の塩焼き」より 著者:北大路魯山人
海から十何里急流を登って来ているものであるから、鰭の発達がちがって大きい。そして背鰭の先が黒く、尾鰭の先端に赤みが認められる。急流の中を苦労して泳ぎながら、岩に....