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胚乳
「胚乳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胚乳の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海辺小曲(一九二三年二月――)」より 著者:宮本百合子
は萎えて ただ 只管《ひたすら》のアンティシペーションが 内へ 内へ 肉芽を養う
胚乳の溶解のように 融け入るのだ。 L、F、H 子供らしい真剣で 白紙の上に....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
子の皮は薄くて胚に密着し、頭部二岐せる胚は幼芽、幼茎を伴える大なる子葉からなって
胚乳欠如し、吾らは油を含めるその子葉を食しているが、それはちょうどクリにおけると....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
お米は何であるかという事を知っていなければなりません。我々の食べるお米は稲の実の
胚乳《はいにゅう》即ち乳のような食物です。と申したばかりではちょいとお解りになり....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
外の処から滋養分を吸収するまで籾の中で若芽を養っている食物です。あの事を学問上で
胚乳《はいにゅう》と申しますからちょうど人間の乳のようなもので即ち米の若芽の乳で....