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胡同
「胡同〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胡同の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
を浮かべている。しかももう今は南京虫に二度と螫《さ》される心配はない。それは××
胡同《ことう》の社宅の居間《いま》に蝙蝠印《こうもりじるし》の除虫菊《じょちゅう....
「象牙の牌」より 著者:渡辺温
橋に近き黄浦江河岸に復た/\昨朝午前六時頃年若き男の惨殺死体漂着せるを発見せり。
胡同様、無慙にも顔面の皮膚を剥ぎそられ何処の者とも判明せざれど年齢二十三四歳位に....
「春桃」より 著者:宮本百合子
て、時が経つうちに、次々と新しく若い女教師も来るようになり、C女史は小さなとある
胡同《ホウトン》の家に移った。「そこで彼女は一匹の小犬を飼い、幾株かの花を植え」....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
いって歎息しているが、疑惑は咀われてもなお執拗につきまとって離れない。 北平の
胡同の石塀から表の街路に枝を出して、ここにもかしこにもといったように、夾竹桃が派....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
掲載されている。それを参考までに大略申述べるとこんな事である。 (一)、「千仏寺
胡同、この北京の北城の辺こそ、我ら日本人が誇りとしてよい地区なのである。 光緒....