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胡国
「胡国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胡国の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:倉田百三
いるかを思ってください。 俊寛 わしはもうその誇りを失いそうです。 成経 蘇武は
胡国との戦争に負けて、異域の無人の山に飢えた獣のようになって、十五年間もさまよい....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
土産品として従来からあったもの、すなわち中国産品であるが、大蒜は漢の時代に西域の
胡国から来たもので葫ともまた胡蒜ともいわれている。かく大蒜が外から中国にはいって....
「謡曲と画題」より 著者:上村松園
」 「げにや我が身の憂きままに、古事の思ひ出でられて候ぞや。唐に蘇武といひし人、
胡国とやらんに捨て置かれしに、故郷に留め置きし妻や子、夜寒の寝覚を思ひやり、高楼....
「砧」より 著者:上村松園
の音は何か」という妻女の問いに夕霧はあれこそは賎が女の打つ砧の音だと告げ、蘇武が
胡国にさすらえていた折、故国にあるその妻が寒暑につけても夫の身を案じつつ打った砧....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
法成、その他八人の僧と、藤州通善寺尼智首、その他二人の尼と、揚州|優婆塞潘仙童、
胡国人軍法力、瞻波国人善聴、その他を合わせてすべて二十四人であった。泉州は福建省....