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「胡沙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

胡沙の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
《あずまじ》の道の果てなる常陸帯《ひたちおび》をたぐりつくして、さてこれより北は胡沙《こさ》吹くところ、瘴癘《しょうれい》の気あって人を傷《いた》ましめるが故に....
岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
テ麻ノ如シ、四海|南奔シテ永嘉ニ似タリ、但東山ノ謝安石ヲ用ヒヨ、君ガ為メ談笑シテ胡沙ヲ静メン」 などとウンと威張ったりした。 「試ミニ君王ノ玉馬鞭ヲ借リ、戎虜....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
結社 十 北京の春は逝きつつあった。世はもう青葉の世界である。胡沙吹く嵐にもろもろの花がはかなく地上に散り敷いた後は、この世から花は失なわれた....