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胴元
「胴元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胴元の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、主膳をして、ほとほとその原因を究めさせたくなるほどにマセた奴がある。
自分が
胴元となって、本式にばくちをかり催す手際を見ていると末怖ろしくなる。
主膳がか....
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
ものだ、バクチなんてケチな金モウケをするな、と一場の訓辞をたれて引上げた。賭場の
胴元は口惜しくてたまらず、涙をのんで訴えでて、バクチの方の御常連十四方は仲よくジ....
「白銀の失踪」より 著者:ドイルアーサー・コナン
だが、競馬ですっかり失敗して、今ではロンドンのスポート倶楽部で、内々小さな賭事の
胴元をやって暮してるということだ。持っていた賭帳を調べてみると、白銀の競走馬に五....
「野槌の百」より 著者:吉川英治
交じっているので、荒っぽくなります。それに、野天ばくちでもあしたの的があるので、
胴元がいくらでも駒をまわしますからね」 木蔭から、かすかに、金の音がもれてくる....