» 胴締

「胴締〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

胴締の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
崩れる鬼影」より 著者:海野十三
いたので、地球の高い温度がこたえるのです。そしてこのルナ・アミーバーは、兄さんを胴締めにしていた奴です。あのとき此奴は、兄さんに苦められたのです。兄さんは護身用....
二人町奴」より 著者:国枝史郎
クルと衣裳を脱ぎ捨たが下帯一つの全裸体、何と堂々たる体格だ、腕には隆々たる力瘤、胴締まって腰ガッシリ、黒々と胸毛が生えている。そのくせ肌色皓々と白い。 腕をの....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
込まれた。私はエレファンというあだ名を付けられた。それは下脚部が太くて、柔道の時胴締めが強く効くのと、平和なようで案外獰猛だという意味合いであった。 私は卒業....
五重塔」より 著者:幸田露伴
。 耄碌頭巾に首をつつみてその上に雨を凌がん準備の竹の皮笠引き被り、鳶子合羽に胴締めして手ごろの杖持ち、恐怖ながら烈風強雨の中を駈け抜けたる七蔵|爺、ようやく....
工場細胞」より 著者:小林多喜二
ん、分った。 ――キョウサントウ! ――矢張り! 矢張りか、と思った。彼は胴締めをされたような「胸苦しさ」を感じた。 ――サイ……。 ――ん? ――....