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胸が一杯になる
「胸が一杯になる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
胸が一杯になるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「平凡」より 著者:二葉亭四迷
掉《ふ》る所を、思いも寄らぬ太い棍棒がブンと風を截《き》って来て……と思うと、又
胸が一杯になる。 ヒュウと悲しい音を立てて、空風《からかぜ》が吹いて通る。跡か....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
返事出しますでしょうが、私からも一寸。『風と共に散りぬ』はひところどこの本やにも
胸が一杯になるほど氾濫して居りましたのに、この頃はもう全く影をひそめて居ます、こ....
「青い風呂敷包」より 著者:大倉燁子
り見守りながら、今こそ、彼女は完全に自分のものだ、と思うと、何とも知れぬ嬉しさに
胸が一杯になるのでした。吉川はその場で直ぐ後を追う積りだった、が、こういう結果に....